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なにげに
【国の予備費が気になった】

国の予算と予備費

予備費が使われるってよ!!

昨年11月に死去した中曽根元総理の「内閣・自民党合同葬」の経費を、今年度の予算の予備費から「約9643万円」を支出すると決定したって。

まぁ、高いよね。うん高い。高いなぁ・・・。

そりゃ中曽根元総理も、総理大臣を務めるまで至ったので国のため、国民のために尽くした政治家だったと思いますが・・・。

とは言え、私の年収の20年分以上が予備費から使われるなんて。

 

ところで予備費って!?

その約9643万円の経費が捻出される予備費ってなんだろう、そしてどのくらいあるのだろう。

てなわけで、財務省のホームページをポチポチ調べてみたよ。

この予備費てのはきちんと憲法に記されていて、まず「第86条」で

第86条・・・内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない

よく「予算案」だどうたらとTVで国会中継しているやつでしょうかね。

正直、見たことありません(笑)

そして、「第87条」で

  第87条・・・1、予見し難い予算の不足に充てるため、国会の審議に基づいて予備費を設け、内閣の責任でこれを支出るることができる。
        2、すべての予備費の支出については、内閣は、事後に国会の承諾を経なければならない

と記されています。

つまりは「内閣の責任で使っていいけど、後で国会で承認を経てね」ってことですね。

もし使った後で国会で承認されなかったらどうなるんでしょうね。

 

予算と予備費ってどのくらい!?

俗に言う「一般会計歳出予算」の予算一覧があったよ。

これによると項目の一番下(合計の上)に、

「予備費 5,000 0.5」

5000円!?の訳ない(笑) 単位は億円なので、5000億円てことですね。

その隣の0.5は構成比なので、予算全体の0.5%ってことですね。

ちなみに「一般会計歳出予算」の全体額は約100兆円。100兆円のうちの5000億円なので、0.5%です。

今回、その予備費から約1億円支出するので、予算全体額からの割合は0.0001%です。(あってる?)

こうやって見ちゃうと少なく感じてしまう・・・。

どれだけ国家予算が大きい(多い)かってことですよね。

 

まとめ

予備費は、国家予算の中に0.5%ほど組み込まれた予算で、予測しがたい予算の不足に使われます。

今回がそれに値するかは、個人的にはなんとも思えません。

そして予備費が入っている「一般会計歳出予算」の額の多さにびっくりしました。

おそらく私たち国民の「税金」によってその予算が成り立っているのだと思います。

機会があれば「一般会計歳出予算」の内訳も調べてみたいと思います。